400mという競技
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RizeAC
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2008北京オリンピックメダリスト 塚原直貴 男子100m中学1年歴代最高記録 山本慎吾 山本慎吾さんのyoutubeチャンネル 「Gnarly Waves by shingoyamamoto」 の企画でお二人が新潟で陸上指導をしてくださいました。 Rize ACのメンバー30名が参加してトレーニングを教わってきました!
日本を代表するスプリンターとは思えないほど気さくでフレンドリーな二人 (左:塚原 右:山本)
お二人は、「自分たちが小中学生の頃にこういう機会があればもっと違った陸上人生だったかもしれない」という視点から、今の小中学生にもっとも必要なトレーニングを丁寧に一つ一つ教えてくれました。
基本的な動作をレベルが高くて驚きの連続でした。 人間は1歩であんなに進むんだ・・・と思いました。
トレーニングの全内容はRize ACのYoutubeチャンネルからご覧いただけます
塚原さん、山本さんと年齢の近い私(Rize AC後藤)は二人の言葉の1つ1つに重みを感じていた。それは私が二人の対照的な陸上競技人生を知っていたからなのかもしれない。 山本さんは小学、中学で伝説的な記録を連発して当時から「山本はいずれ9秒台を出す。」と言われていた。その後、けがで苦しみ、一度は陸上を離れる。栄光からの転落・・・。山本さんにしか分からない苦労や葛藤があっただろう。注目選手が転落して行くとき、世間は恐ろしい勢いで手のひらを返す。「あいつは終わった」っと口を揃えて言う。自分はなぜ世界に届かなかったのか、なぜ怪我をしてしまったのか、なぜ大好きだった陸上を離れてしまったのか。一度、どん底を経験し、再び陸上界へ戻ってきた山本慎吾の言葉の一言一言には魂がこもっていた。 塚原さんはジュニア時代から第一線で活躍し、華々しい道を歩んできたかに思える。直接話してみて、メディアを通じて感じ取っていた人柄とそう遠くない印象を受けた。情熱的で気さくで話しやすい。東海大学最強時代の一角を担い、その後は日本代表の1走として活躍した。五輪でメダルを獲得した直後、テレビのインタビューで、泣きじゃくりながらインタビューに答える姿が脳裏に焼き付いている。日本中の想いを背をって五輪を走ってくれていたのだと思う。 今回の練習会の休憩中に塚原さんが 「自分が中学生の時にこういう企画があったらもっと違ってたかもな・・・」 と呟いた一言がやけに耳に残る。私から見れば順風満帆、誰もが羨むようなトップアスリートの道を進んできて、なんの後悔もない。そんなふうに思っていたが、やはり塚原直貴ですら、「あの時こうだったら・・・」という想いはあるのだ。そしてその想いを今、子供達に伝えてくれている。 そんな二人が熱心に話してくれたのは指導者なら誰もが言うであろう「基本が大切」と言うこと。しかし、歩んできた人生が並じゃない二人が口にすると、その言葉は全く別のものに聞こえた。 ・基本が大切 ・自分の経験を踏まえて、ジュニア選手に必要なことを伝える この2つはRizeACの2人のコーチも全く同じ考えて日々活動している。 動きのポイントやドリルの内容は、それぞれの感覚的に重要視する部分は多少違うが、根っこの部分はみんな同じ。 今回のような企画がもっと増えて、ジュニアの陸上環境がどんどん良くなっていくことを願う。。