自主練メニュー作る時に絶対に守るべき6つのルール
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駅伝は日本発祥のリレー形式の長距離競走であり、世界的にはあまり普及していない競技です。その起源は1917年に開催された「東海道駅伝徒歩競走」で、京都の三条大橋から東京の上野不忍池までの約508kmを23区間に分けて走る壮大なものでした。
一方、箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟が主催する大学対抗の駅伝競走で、関東の大学しか出場できず、全国大会ではありません。
しかし、毎年1月2日と3日に開催されるこの大会は、日本の正月の風物詩として定着し、多くの国民がテレビ観戦を楽しむなど、絶大な人気を誇っています。
このように、駅伝は日本独自の文化として発展し、特に箱根駅伝は新年の恒例行事として多くの人々に愛されています。
日本の大学駅伝界では、「出雲駅伝」「全日本大学駅伝」「箱根駅伝」が「日本三大大学駅伝」と呼ばれ、それぞれが重要な位置づけを持っています。それぞれの大会の概要と、箱根駅伝の特異性について詳しく解説します。
日本三大大学駅伝の概要
出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)
区間数:6区間
総距離:約45.1km
特徴:シーズン初戦として、10月に開催。最も距離が短く、スピード勝負が求められる。全国の選抜された大学が参加。
全日本大学駅伝
区間数:8区間
総距離:約106.8km
特徴:愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までをつなぐ全国大会。地方予選を勝ち抜いた大学が参加し、真の「大学駅伝日本一」を争う場。
箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)
区間数:10区間(往路5区、復路5区)
総距離:約217.1km
特徴:関東地区の大学が対象。過酷な「山登り」や「山下り」など特徴的なコースが含まれる。新年の正月恒例行事として、日本全国の注目を集める。
箱根駅伝は他の2つの大会と比べ、以下の点で圧倒的な規模と影響力を持っています
メディア露出の多さ
毎年1月2日・3日に行われる大会は、テレビ中継が行われ、視聴率は高水準を維持しています。これにより、全国の注目を集める存在になっています。
大会規模の大きさ
総距離が10区間、217.1kmと他の大会を大きく上回ります。区間数が多いということで選手層の厚さが必要となり、選手たちのドラマが生まれやすい構造です。
国民的認知度
箱根駅伝は「正月の風物詩」として定着しており、全国民に親しまれるイベントです。選手たちの奮闘や大学間の熱い戦いが多くの人々の心を掴んでいます。
箱根駅伝は正式には全国大会ではなく、また日本陸上競技連盟の公認大会でもありません。しかし、その規模や注目度の高さから、世間一般の皆様からは箱根で優勝した大学が「事実上の大学駅伝日本一」とみなされる傾向があります。
これは、関東地区に大学駅伝界の強豪校が多いことや、メディアによる報道の影響が大きいと考えられます。箱根駅伝の優勝校は、一躍全国的な注目を集め、大学駅伝の象徴的な存在となります。
実際には全日本大学駅伝がありますから、そこで優勝した大学が日本一のはず・・・?なのですが。
箱根駅伝は2024年の第100回大会を記念して、特例として全国大会化されました。この際、予選会には全国の大学が参加可能となり、これまで関東限定だった門戸を広げる試みが行われました。
しかし、結果として全国から参加した大学は予選会を突破することができず、最終的に本大会出場校はすべて関東地区の大学となりました。地方大学の予選会最高順位は京都産業大学の27位でした。
これには箱根駅伝の特異性が大きく関係しています。
予選会はハーフマラソンのコースを各校10~12名が一斉にスタートし
、上位10名の合計タイムで争われます。
ハーフマラソン(21.0975km)の距離をハイレベルなタイムで走り切れる選手が10名以上いる大学でないと箱根本戦には出場できないのです。
それには選手のスカウティングやトレーニング環境の整備等々に膨大な時間と資金がかかります。
仮に箱根の全国大会化が恒久的に行われるのであれば、そこに向けてチーム育成に力を入れる大学が現れて、地方で長距離選手が育成される状況が生まれたかもしれません。
箱根駅伝は、単なる大学駅伝の枠を超えた、日本全体が注目するスポーツイベントです。正月の風物詩として日本中の人々に愛されています。
他の出雲駅伝や全日本大学駅伝とともに、日本三大大学駅伝として重要な存在である一方、箱根駅伝はその規模や影響力で突出しています。これから先の箱根駅伝でも、新たなドラマが生まれることを期待しましょう!
箱根駅伝が「ゴール」になっちゃう?
箱根駅伝は多くの大学生ランナーにとって大きな目標ですが、そこでピークを迎えてしまい、大学卒業と同時に競技を辞めてしまう選手も少なくありません。「箱根を走ったら満足!」となる気持ち、ちょっとわかりますよね。でも、その先のオリンピックや世界大会に挑戦する選手がもっと増えたら、日本の長距離界もさらに盛り上がるかもしれません。
トレーニングが箱根特化に…
箱根駅伝のコースは独特で、特に「山登り」や「山下り」といったセクションに対応するトレーニングが重要視されます。その結果、フルマラソンやトラック種目(5000m・10000m)向けの基礎的なトレーニングがちょっとおろそかになることも。箱根に最適化しすぎて、世界基準のスピードやペース配分が苦手になるケースもあるんです。
箱根駅伝の知名度と注目度が圧倒的すぎて、他の大会が少し影に隠れがち。実は「全日本大学駅伝」や「出雲駅伝」も素晴らしい大会なんですが、箱根に比べると注目度が控えめです。箱根だけじゃなく、いろんな大会で選手を応援する楽しさも広がるといいですよね!
陸上競技は、高校や大学で引退する選手も多いですが、実は一生涯楽しめる素晴らしいスポーツです!タイムや順位を追い求める競技の楽しさはもちろん、健康維持や仲間との交流を目的に取り組むことで、新たな魅力を発見できます。
学生スポーツが盛り上がり、若い世代が夢中になるのは本当に素晴らしいことです。でも、そこで終わりではなく、大人になっても、自分のペースで陸上競技を続けたり、地域の大会やコミュニティで楽しんだりと、一生スポーツとともに歩む人生が広がると最高ですよね。
箱根駅伝のような熱い戦いを観ていると、「走るっていいな」と感じる瞬間が増えると思います。ぜひ陸上競技を通じて、年齢を問わず多くの人がスポーツを楽しむ輪が広がることを願っています!