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いよいよシーズンイン

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シーズンイン!1試合目の目的は?

いよいよシーズンインの時期がやってきました!
冬の間、コツコツと積み重ねてきた練習の成果を試すときです。選手のみなさんはワクワクしているでしょうか?それとも少しドキドキしていますか?

ただ、「いざ本番!」という気持ちが強すぎると、1試合目に“すべて”を出し切ろうとしてしまう選手が少なくありません。今日はそんな“シーズン初戦”の捉え方について、少しお話ししていきます。

シーズン初戦=今シーズンの“土台”

まず大切なのは、「1試合目=今年の目標を全部叶える日」ではないということ。

1試合目は、あくまでシーズン全体の“第一歩”。
目指すべきは、7月の県大会? 8月の全中? それとも10月のU16?
本当にタイムを出したい、勝負したい試合に向けて、ピークを段階的に作っていく中で、1試合目は「確認」と「スタート」の位置づけです。

自分がどんな動きをしたいのか?
どんな試合の流れで走りたいのか?
アップからレース、ダウン、帰宅まで含めて、自分の流れを整える。
そういう目的意識が、とても大切になってきます。

「いきなり目標達成!」にご用心

中学生に多いのが、「1試合目で全中標準を突破してやる!」とか「いきなり10秒台!」といった目標設定。

もちろん、志が高いのは素晴らしいことです。
でも、人間の体と心には「波」があります。

波には“高いところ”と“低いところ”がある。
だからこそ、ピークの時期をしっかり見極める「ピーキング」が重要なんです。

たとえば、1試合目で目標をクリアしてしまったら?
その後、数か月にわたって同じパフォーマンスを保つことは、正直かなり難しい。
自然な波を意識して、タイミング良く「調子の波の高いところ」を持っていけるようにしたいですね。

実際の例:山縣選手のシーズンイン

日本記録保持者・山縣亮太選手が2021年に出した9秒95。
実はその年の初戦タイムは10秒50(室内)。
2試合目で10秒36、そして5試合目あたりで9秒95が出ました。

トップ選手ですら、徐々に調子を上げていくんです。
だから私たちも、いきなり全開を目指す必要はありません。

私の“1試合目”の心構え

私自身が1試合目に大切にしていたのは、「試合の雰囲気を思い出すこと」

冬の新潟は雪で外練習が限られ、試合も2月~3月はありません。
だから4月の1試合目は、とにかく久々に「本気で人と走る」機会。

会場の空気、召集所の緊張、スタートラインでのドキドキ…。
それらを一つずつ“思い出していく”つもりで試合に挑んでいました。

冬季練習の内容が“初戦の目的”を決める

私たちRizeACでは、冬の間はスパイクを履かずに、スピードを落として基礎トレーニングを重視しています。
なので、1試合目からタイムがバンバン出るという感じではありません。

一方で、暖かい地域で冬もスパイク練習をしているチームは、初戦から良いタイムを出すこともあります。
でも、それがずっと続くわけではないので。波があるのが自然です。

だからこそ、冬季にどう過ごしたか、自分がどんな練習をしてきたかを踏まえて、「1試合目では何ができたら合格点か?」を考えてみてください。

最後に

今週末や来週末、いよいよ多くの選手がシーズンインを迎えます。

「自分はどんな冬季練習をしてきたのか」
「今シーズンのピークはどこなのか」
「そのために1試合目でどんなことを試すのか」

そんな風に考えながら、気負いすぎず、試合を楽しんできてください。

私はいつも、1試合目はなるべく気軽に行きます。
「まずは試合の楽しさを思い出そう」っていう感じで。

それが、いいスタートを切るコツだと思っています。
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ABOUT ME
RizeAC track&field
RizeAC track&field
陸上競技クラブチーム
新潟市を拠点に活動する陸上競技クラブチーム
陸上競技に特化し、専門的にトレーニングを行うチームとして2009年に設立。その後、2020年にはジュニア部門を立ち上げ、全国トップクラスのジュニアアスリートを育成している。
2022
福島全中7名
愛媛U-16 2名
国立U-16リレー 2名
大阪室内 1名
新潟県代表チームのメンバーとして男女ともに歴代最高記録樹立

北信越大会 入賞多数
県大会・通信入賞多数

2023
愛媛全中 3名
U-16 4名
国立U-16リレー 2名
大阪室内 3名
北信越大会 入賞多数
県大会・通信入賞多数

コーチは
後藤大介
(全日本実業団入賞・全日本マスターズ優勝・元マスターズ日本記録保持者・JAAF公認ジュニアコーチ)
池浦陽生
(全日本実業団ジュニア1500m 優勝 全中出場 JAAF公認ジュニアコーチ)
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